南会津にある伝統的建造物群保存地区『前沢曲家集落』


8月最初の週末、食材購入のために寄ったスーパーでのこと・・・

朝食用に買いたいと思っていたトマト、でも気に入るようなものが売っていなかった。金曜の夜だったからか、すでに生鮮野菜の多くが売り切れになっていた。

「明日、南郷トマトを買いに出かけようか?」と彼、
「それならついでに『前沢曲家集落』にも行ってみない?」と私。

翌日、「南郷トマト購入」をメイン目的、「前沢集落訪問」をサブ目的にして、南会津にお出かけ・・・




『前沢曲家集落』
伝統的建造物群保存地区に登録されている。

橋の手前にある駐車場に車を停め、入園料 \300-/人を支払って集落の中へ。




入園料があると言っても、ここは普通に村人が生活する集落。
特別な土産物店などはなく、訪れる観光客も少ない。


  

水車や粉ひき小屋り展示もあるが、静かな山里の雰囲気がとてもいい。




昔は曲家の突出部は牛や馬のための厩舎、そして奥に人の居住空間。
大切な牛や馬と人とが一つの家で暮らしていた。






歩く人影のない小さな山間の集落





ここにある曲家は村人が生活する住居であるため、内部見学はできない。




唯一、見学可能な「曲家資料館」




 






伝統的建造物群保存地区に指定されているが、ここは普通の山間集落なので土産物店などはない。(集落入口に蕎麦屋が一軒あるのみ)

そのため「大内宿」のような観光地イメージで訪れたとしたら、見るところや楽しむところがなくてつまらないかもしれない。




でも観光客が少なく、静かな前沢集落は山里らしい素敵な雰囲気。






お土産屋さんはないが無人販売所は集落内にいくつかあって、素朴な感じのハンドクラフトや農産物、ハチミツなどが売っている。






甘いハチミツのおこぼれを期待して、ビンにしがみつく蟻も微笑ましい・・・




何もないのどかな山間集落だけれども、数年経つときっとまた訪れたくなる不思議な魅力の曲家集落である。

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