キスゲの雄国沼


7月半ば、そろそろニッコウキスゲも 終わりを迎える時期である。




本来は花のピークに訪れたいが、人混みが嫌いな私達である。

ピークは過ぎたと言っても、 まだまだ訪れる人は多い。
沼周辺の木道での渋滞は 避けたい。

ということで、早朝の雄子沢ルートを歩くことにした。


朝5時前、雄子沢駐車場からスタート。


 

沢の流れる音とオオルリやキビタキのさえずりが心地よい。

整備が行き届いた登山道を歩くこと約1時間、トイレのある小屋(雄国休憩舎)に到着。




ここからさらに奥へ進む。

行きは「展望テラス」経由


 

長いステップを下りて沼へ出る。




 

花はすでにほぼ終わりだったが、それでもほぼ貸切状態の木道で、のんびり思う存分名残の花を楽しんだ。


  

トキソウやヒオウギアヤメも咲いていたが、ニッコウキスゲはほぼ終わり・・・



帰りはブナの緑を満喫しながら、のんびりと・・・


  

この時間になると、下から登ってくる 多くの人達とすれ違った。

「咲いてました〜?」「きれいでしたか〜?」
すれ違いざまに多くの人がたずねてくる。皆の目的は一つ、ニッコウキスゲ。

「ほぼ終わりかけですが、まだ咲いてますよ」と答えると、ちょっと安心したように微笑む。

「『もう終わってます』って答えたら、みんな行くのをやめるのかな〜?」
「やめないわよ。『咲いてましたか?』は『お元気ですか?』と同じで単なる挨拶なのよ。」

そんな会話をしながら雄子沢駐車場に戻って来た。

まだ朝の8時半だが、駐車場はすでに満杯、路上駐車も多くなってきた。


 

観光バスも到着し、登山客をはき出している。

早朝ウォークのおかげで静かな歩きを楽しめて、よかった・・・

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