夏の磐梯山 [裏磐梯スキー場からの周遊]


京都山友達が小屋にやって来た主目的は「山登り」である。

「ちょっと歩けたらいいんよ〜」という意見もあったけれど、メンバーの中には現在山歩きに燃えている人もいるので、今回はとりあえず磐梯山へ・・・。




超メジャーな山だけれど、人混みが嫌いな私達、
選ぶのは当然、人が少ない静かなコースだ。


スキー場の中を歩き始める。


 

冬はスキーヤーで賑わうゲレンデも、夏の間は草原、今はお花畑・・・




 

草原で花や蝶を愛で、続いて現れる赤い池や日本庭園のような苔むした池に喚声をあげる。


 


 

1888年(明治21年)にも噴火した磐梯山、その崩壊した山肌が目の前に現れる。
インパクトのある景色だ。




他に手軽に登れるコースもあるのだが、磐梯山らしいこの風景を眺めながら登るこのルートは素晴らしい。


 

その噴火の後に生えた木々の森を抜ける。


 

荒涼とした風景、そして生き生きとした緑の林、歩くごとに変わる景色に山登りの疲れも消える。


登山道に咲く美しい花々・・・


  

イチヤクソウ、ミヤマコウゾリナ、ホツツジ


 

ミヤマカラマツ、ハクサンシャジン


 

ウスユキソウ、バンダイクワガタ


 

ダイコンソウ、マルバシモツケ



トリアシショウマ?


 

コウリンタンポポ


 

爆裂火口沿いに登るルート




この辺りの雰囲気は、まるで夏山縦走中 !!


 



 






こんなに登ってきたのに、まだ「三合目」の標識。




磐梯山はその昔、どれくらいの高さがあったのだろうか?




四合目の弘法清水小屋。ここを過ぎればもう少しで頂上。


 

 「エッ〜?何で四合目の次が頂上になるの〜?」




そして五合目 (標高1819m)、磐梯山頂に到着 !




雲がわいて展望はイマイチ。でも、気分は最高〜 !!


 


人気の山だけに、頂上は学校登山や家族連れでいっぱい。

人混み嫌いの私達、頂上では長居せず、ランチを食べたらすぐ下山開始。




弘法清水小屋を過ぎて、登りとは異なるルートへ。


 

このルート、途中までは八方台からの登山ルートと同じ。
手軽に八方台ルートを登ってくる学校登山の生徒達や家族連れ多くとすれ違った。

夏休みに入ったばかりのこの時期だから、特に混んでいたのかもしれない。




それでも時々人がいない静かな場所でちょっと水分補給休憩。
ちょっと霞んでいるが、桧原湖も見えた。


八方口ルートとの分岐を過ぎると、また静かなコースになった。

しばらく歩くと銅沼(あかぬま)に到着。


 

素晴らしい景色とこの静寂がいい・・・






その後 ひっそりとした沼の横を通り、出発地点のスキー場お花畑に戻ってきた。




頂上や下山途中に人が多いのがイヤだったけれど、それを帳消しにするような雄大な景色と美しい花々・・・。


 

今日も来て良かった。

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