箕輪山 & 鉄山 [箕輪スキー場から]


大阪の山仲間が遊びに来たその翌日、彼女達は安達太良山へ登っている。

一緒に歩こうかとも考えたが、天気予報では雨、それに安達太良は以前にも登っているし・・・、ということで私達は行くのをやめた。

しかし予報に反して、お天気は朝から晴れ !

「晴れなら、登らねばなるまいの〜!」
いつものように、うれしそうに彼が言った。今朝は私も一緒に山歩きをしてもいい気分。




ということで早朝から出かけてきました・・・安達太良連峰 箕輪山 登山口。(箕輪スキー場横)


登り始めはスキーゲレンデ脇の登山道、 大きなブナの木などが魅力の道である。


 

でも笹薮では、熊が ガサガサ動く気配も感じられた。 ここは彼らの領域だ。
「ちょっとだけ通らせてね〜」


 

ゲレンデ上部に出ると、そこからはとても展望がいいコースとなる。




「こっち方面から見る磐梯山も、きれいなんだな〜」


 

登山道脇には満開のリンドウが続く。


 

美しい景色を楽しみながら少しずつ高度をかせぐ。


 

朝早く出てきたので、8時前には山頂に到着。
[箕輪山 1728m]




目の前には鉄山、その向こうに安達太良山も見える。


まだ時間はたっぷりある。それで「鉄山まで行ってみようか?」ということに・・・

鉄山に向かって最初は下り、次に笹薮に覆われた道を登る。


  

そして、開けたところをのんびり鉄山避難小屋へ向けて歩く。


 

本格的な紅葉はまだだが、秋は確実に深まって・・・


 

鉄山避難小屋に到着。[鉄山 1709.3m]




快適そうな内部をチェックし、「次回はここに一泊するのもいいね」 と言いつつ小屋を後にした。


 

雄大な景色を見ながらのんびり歩き、安達太良山がすぐ前に見える場所で腰を下ろす。

安達太良山まで足を伸ばしたくなったが、帰路のことを考えて今日はここまで。


 

「彼女達、もう安達太良山の頂上に着いたかな?」
昨日会った大阪の山仲間のことを思った。それで彼女達の携帯にメールを送ってみた。

もし彼女達から返信があったら、きっと安達太良山まで飛んで行っただろう。
だが、彼女達からの返信は届かなかった。




彼女達の後日談・・・

「登山中、携帯の電源を切っていました。
目の前の山なので手を振れば見えたかもしれないのに、携帯の電源のことを思い出す度、悔しいく思います。」



広大な景色を見ながらのティータイムを楽しんだ後、来た同じルートを戻って下山。

 

途中からは広々としたスキーゲレンデを快適に下り、大きなブナを楽しみながら
のんびりと・・・


  

朝は閉じていたリンドウの花も、下山時には開いてきれいだった。


  

素敵な山歩き、今日も来てよかったネ。

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