鬼面山 [新野地温泉-野地温泉]


7月半ば、梅雨のこの時期は、なかなか一日晴天というのは望めない。

昨日までもずっとどしゃぶりの雨が続いていた。
登山道の状態もイマイチだろう。

そこで「軽〜くひと歩きできる『鎌沼〜東吾妻山』へ出かけよう」ということになった。

「鎌沼へは行ったことがない」というご近所のTさんを誘い、磐梯吾妻スカイライン方面に・・・。

しかし、近づくにつれて雲が低く山を覆っているではないか。

「せっかく出かけても、ずっと真っ白で展望のない所を歩いてもなぁ〜。行先を変えるか!」

ということで、急遽 登る山を変更。


やって来たのは、 新野地温泉にある 登山口。




今日はここから『鬼面山』を登ることに。

何年か前に二人でこの時期に登ったことがある。
その時の印象は「軽く登れ、そのうえ花がいっぱい」

( 鬼面山・箕輪山を経由して 安達太良山 へも行ける )


 

最初は緑に覆われた「ブナッ子道」

木漏れ日の中、緩やかな登りでウォーミングアップ


軽い登りの後、ポン!と草原に出る。


 

登山道脇にはアザミやハクサンフウロがいっぱい・・・


 

正面に見えるのが 本日の目的地 『 鬼面山 』


  

  

次から次へと現れる美しい花や蝶たちに目を奪われて、歩みは一向に進まない・・・


 


頭上には青空が広がり、右手の白い雲も風で押し戻されて稜線から左には流れてこない。


  

歩き始めて1時間ちょっとで頂上に到着。
しかし、その頃にはうっすら雲が広がり始めた。




「まだ時間があるから、向こうの箕輪山まで足を伸ばす?」

そう言っている間に、左から灰色の、そして右からは白色の雲のカーテンが押し迫り、あっという間に閉じてしまった。




箕輪山も雲の中。

「展望がないのに、箕輪山までわざわざ行くこともないね」と今日はここまで ・・・。




時間はまだ少し早いけれど、ランチタイムに。


ランチ後、のんび〜り下山開始。




アザミやフウロソウが咲く草原まで 戻ってきた。




「頂上付近、さっきより展望がよくなったみたいですね。」
「今登っている人はよかったかもね。」

分岐からは、登って来た「新野地温泉」方面とは異なる「野地温泉」方面へ降りることに・・・。


  

大きなブナたちが作る心地よい木陰の中をのんびりゆっくり野地温泉の登山口へ。





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