里山に春の花を愛でに


雪解けとともに 春の花便りが届く。




毎年この時期に訪れるのは、福島県喜多方市にある沼ノ平・福寿草群生地。
一面が黄色に染まりとても見ごたえがある。

でも、冬の積雪量や春の進み方で開花時期が毎年異なるため、いつ見頃になるのかを見極めるのが難しく、「福寿草祭り」を開催している人達にとっても悩むところである。

2016年の春は、冬の積雪量が少なかったために開花はいつもより早めのようだった。

もっと早く訪れたかったが、この時期はいろんな所で雪割草やカタクリ、ミズバショウなど様々な花が盛りを迎える。
仕事休みは週末のみ、天気にも左右されてなかなか思うように出かけならない。


私達が今年沼の平を訪れることができたのは4月2日。
ちょうど良い頃かと思って出かけてみれば、、、






あれ、いつもより黄色い花が少なく、よく見ればすでに花が終わっているものが多い。

毎年現地でガイドをしているおじさんいわく、
「いつもの年なら順番に咲いていくのに、今年は雪が少なかったから一斉に咲いちゃったんだよね。20年やっていて こんなの初めてだよ。」




ちょっと断念な気もしたけれど、これだけ咲いていれば良しとしよう。







日当たりの良い里山、福寿草以外にも小さな春の花たちで賑やか。






都会の住宅街でも見かけるオオイヌノフグリも、里山の方がやはり似合っている。




ピンクのカタクリはまだこれから・・・






青いエンゴサクは、黄色の福寿草とコラボでとても美しい。


 



そして花の大きさが1cm程の小さなキバナノアマナは、今まで見たことのないような大群落で黄色の絨毯になっていた。




福寿草の最盛期は逃したが、いつもとは異なる里山の風景が見れたことはとても良かった。

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