名前は日本一?『冨士山』


「ねぇ、『富士山』という、名前が日本一の山があるんだけれど、歩きに行かない?」

10月体育日、テラスで朝食をしている時に彼が私の前に地図を広げる。

この連休は天気に恵まれず、どこにも出かけていない。
でも今日は、雨は降らなさそうだ。

「30分程で登れるらしい」
その短い登山時間に釣られて西会津の山道を車で走り、辿り着いたのは小さな集落。



2〜3台停められる駐車スペースにはしっかりした 登山口標識があった。
「 泥浮入口 (所要時間30分) 」

車を降りて準備をしていると、道の反対側にある家からワン、ワン、ワン・・・

この辺りを訪れる人は少ないのかもしれない。
番犬の不審者警告を背に受けながら 歩きはじめる。






最初は「この道でいいのかな」と思える藪っぽい小路。





やがて 里山らしい植林地となる。 少し展望があるところも・・・




息が上がらない程度の傾斜を登り続けて30分、頂上に到着。






標高508mの山頂には冨士権現の社




「飯豊山」という案内版に従って刈払いされた小道を進む。




今日は雲が多いので飯豊遠望はイマイチだか、眼下を眺めながらのランチタイム。


帰りは 来た道を戻らずに、周遊コースで。








山村の景色が楽しめる場所もあり、



今年大豊作の栗がとてもたくさん 落ちている所もあって、なかなかいい感じ。






豊かな里山を感じつつ 漆窪登山口へ。





車を停めた泥浮登山口までは車道歩きになるが、人も車もほとんど通らず、のんびりとムカゴを採りながら歩く。

今日も出会う人もなく、貸し切りの里山歩きだった。

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