大きなブナを楽しむ「簗部山」


日曜日、新潟から山の先輩とその仲間達がやって来た。
目的は、小屋ウォッチングとスノーシュー。

「スノーシューはどこでもいいんさ。軽〜くでいいんだよ。
「どこでも・・・」と言いながら、やっぱりある程度の山へ登らないと納得しない人達である。

小屋でちょっとティータイムしたら、すぐに山へ向けて出発〜!!


 

今日は、この小野川湖畔探勝路入口付近から登り始める。(AM10:40)


登山道がない山、どこから登り始めても構わない。




でもいきなりの急登はちょっとハードよね・・・


 

今回が初対面のTo2夫妻、山歩きはエキスパート。

植物や熊など自然の生態に詳しいご主人と、「晴れた日は山へ行きたくてムズムズする」という奥様、二人は軽い足取りでグングンと登っていく。


 

少し遅れて歩くTo1夫妻は、仲間のを借りてワカン初体験。

「お父さん、コレいいね!今度買おうよ!」


 

後ろを歩くTo1夫妻を気にかけつつ、To2夫妻とともに歩くKoさん。
最近はよくこの5名でいろいろな山を 歩いているようだ。

大きなブナが多いこの斜面、いつ来ても気分がいい・・・


いつの間にか尾根筋に出た。

時々立ち止まって、迫力ある磐梯山や凍った小野川湖を眺めて一息する。


 

「わぁ、いい眺めね〜! こんなところに小屋があれば、私、きっと毎日山へ登るわ〜!」
山が大好きなKo2夫人はとても楽しそうだ。


 

眺めのいいところでランチ。(PM12:30)


夕べは夜仕事で睡眠不足だというTo1夫妻を残し、5名で頂上へ向かう。






 

雲行きが 怪しくなり、雪も舞い散るようになってきた。






最後の急登を上がれば



『簗部山』(1387m) に到着!
(PM1:20)




マイナーな山だけに、いつもここは 貸切 !!

空は灰色だったが、磐梯山もクッキリ見えて展望はまずまず。
でも雪も降ってきたし、To1夫妻も待っているし、写真を撮ってすぐ下山開始。


頂上からは 周遊もできそうだが、To1夫妻と自分たちのザックを置いてきたので、今日は登ってきた同じルートで下る。






下りの途中、右手に見えたのは凍結した桧原湖。(PM1:35)


  

強い風が造った雪の芸術を楽しみながら、ザックを置いた地点に戻ると・・・


 

To1夫妻の姿はなかった。寒くて先に下山したようだ。

「追いつけるように、早く降りなくっちゃね!」
「無理、無理。彼ら、下りのスピードは早いよ。」

To1氏と従兄弟のであるTo2氏が笑いながら言った。


 

 



魅力的なブナの森を早足で通り抜けて、出発地点の探勝路入口まで戻ってきた。
(PM2:40)

「やっぱり追いつくのは無理だったね。」  
「To1さ〜ん、待たせてごめんなさ〜い!」


冬の間、ウサギに枝先を食いちぎられたその下から、新芽が顔を出していた。  


 

あらちこちらに、春の気配・・・

[ 簗部山 ]


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