巨大ブナと高曽根山


4月も半ばというのに、小屋周辺ではまだたくさんの雪が・・・

冬の間あまりスノーシューができなかったので、せっかく残雪もたっぷりあることだし「スノーシューを楽しみませんか」と福島県の山友を誘ってお出かけすることに。




前日の土曜日、ご近所のTさんと彼は地図を広げて作戦会議をしていた。

「明日は天気も良さそうだし、展望のよい高曽根がいいんじゃないかなぁ」
「でも前回見つけられなかった巨大ブナを探したいんです。残雪期限定ですから、 今年これが最後のチャンスかと思うんですよ。」

「じゃあ、ブナを眺めてから高曽根の頂上に行くのは どう?」
「でもこの坂、等高線が詰まっていて結構急登そうですよ。」
「大丈夫さ、こんな程度今までも登っているよ!」

そんな会話を耳に挟みながら、ちょっと不安、でもなんとかなるよ・・・と自分に言い聞かせ、明日のスノーシューに出かける心の準備をしていた私だった。


翌日(日曜日)は快晴!まさしくスノーシュー日和である。




いつもの山友Koさん、そして郡山隊4名、Tさんと私達、総勢8名で出発〜!(AM 8:30)


 



快適な林の中を進んだり、川を跳び超えたり、緩やかな登りでちょっとだけ汗かいたり、、、そうこうしているうちに巨大ブナ発見!! (AM9:50)

今回は前もって場所を確認しておいたのと、GPSによる現在地確認で、迷うこともなくブナと対面。




遠くから見たときはそんな大きく見えなかったけれど、近づいてみたら、ほら、こんなに大きい!




 「幹周り、5.5mのメジャーでも届かないね。」




「みんなで記念撮影もしたし、ちょっと一服したら戻りますか?」

そんなことを考えていた郡山隊を裏切るように隊長が歩みを進めたのは前方、山の方へ・・・

「ここから高曽根山の頂上へ 登りま〜す!」


巨大ブナから高曽根山頂までは、まだまだ登りが続く。




最初はルンルン快適な登り。




傾斜が急になってきた。






ううっ、、、ドキドキ!!




気分はちょっと命がけ?





傾斜には少し慣れてきたが、やっぱり今までに経験がないような急傾斜だよ。 (AM11:45)

心の中でブツブツもんく言いながら登っているうちに、なんとか無事に山頂到着〜!




「急斜面は命がけだっだけれど、噂には聞くここの展望は本当にスゴイね♪」

ドキドキが連続した後に拝めるご褒美のような360度展望に、この山初登頂の郡山隊から歓声があがる。




青い空と美しい残雪の山々を眺めながらのランチ (PM12:00)




下山はもう少し傾斜が緩やかな表ルートを選択。
少しホッとして、みんな笑顔で下山開始。


隊長と急傾斜大好きっ子のご近所Tさんは、車回送のために登ってきた急斜面を下山する。 (ありがとうネ〜!!)

そして 他のメンバーは ルンルン気分で 表ルートを 林道まで下った。


 

天候に恵まれ、巨大ブナも拝め、360度の展望も楽しめて、なかなかいい一日だった。

「みなさ〜ん、うちの隊長と一緒に歩くと、いつでもスリリング気分が味わえますよ〜!!またご一緒しましょうね〜」

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