ランチウォーク 小谷山城址


ノック ノック ・・・ 週末の 午前11時半、ご近所のTさん宅ドアを たたく。
「忙しいですか〜? これから 小谷山で ランチしようと 思っているけれど、 ご一緒に いかが?」

突然 「今からお弁当持って出かけない?」 と 誘い来た私達に
Tさんは 驚きつつも 『小谷山』 という響きに 目を輝かせて、
「ヒマしてます! 行きま〜す!!」
と うれしそうに 答えた。

小谷山とは、伊達政宗が築城した 「桧原城」が あった所である。

昨年秋に「兵どもの戦場巡り」 勉強会 に参加した時から
一度は登ってみたいと思っていた場所である。
勉強会に一緒に参加したTさんも 行きたいと 思っていたようだ。





・・・ということで、 3人でやって来たのは 桧原湖北岸にある 「小谷山城(桧原城)址」 登山口。
今日は ここから 左ルートを 登る。




(←↑クリックで拡大表示)


このあたりの歴史を もっと知りたい方は 「檜原軍物語」で検索してみてください。





足元に雪はなく 歩きやすいが、木々は芽吹き前で 道脇のキクザキイチゲが やっと咲き始めた程度だ。
当然 こんな時期に 歩く人も 他にはいない。








展望はないが、なかなか いい雰囲気の巻き道が 続いている。





雪が少し残っているところもあったが、ゆるゆると 快適に登っていく・・・。
急坂で息が切れる という所もなく、のんびりウォーク である。





頂上すぐ下を 右側に廻り込むと 眼下には 桧原湖が見えた。








登り始めて 30分程度で 頂上に到着。(標高954m)
堀切で 区切られた所も はっきりわかる。
頂上部分 広く平らになっていて、城があった所なのだろう。


今日は ここで ランチ ・・・

風もなく 穏やかな日である。

樹上に時々 ヤマガラが やってきて
かわいい声で さえずっている。
双眼鏡で そのようすを眺めながら
しばし休憩。









帰路は 周遊ルートで 下る。
堀切部分には 雪が残っていたが、道は整備されて 歩きやすい。



もう一方の登山口まで
下りてきた。

脇の湿地では
水芭蕉が 見頃だ。






よく見ると、 水の中に 何か白いものが・・・、サンショウウオの卵である。

「あ、これが話していた
 サンショウウオの卵なんですね〜」

頂上で たまたま
「サンショウウオの卵」の話を していた。
「甘いシロップに浸かっている白玉だんごみたいで
 なんだか おいしそうだよ〜」(笑)




● 「トレッキングtop」へ戻る