のんび〜り、峠まで [細野峠]


「声はしても、姿が見えないな」

今朝はいつもより早く朝食をとり、双眼鏡とフィールドスコープ持って、休暇村にあるトレッキングコースにバードウォッチングに来た。


 

でも、鳥たちが藪からあまり出てこない。


「場所を変えるか・・・」 

そう言って車に乗り込み、桧原湖を周遊する道路を細野方面へ。
そして車を止めた所は、通行止ゲートがある道路の入口だった。

ここは「大塩裏磐梯温泉−桧原湖」を結ぶ道だったが、一部崩れている所もあるらしく、今は使われていない。

「こういう開けた所には、結構鳥がいるんだよ。それに、ここは一度 歩いてみたかったんだ〜!」

どうやら彼の真の目的は「バードウォッチング」ではなく、「ここを歩くこと」のようだ。

フィールドスコープを担ぎ、平坦な道路を歩き始めた。


 

道路横に広がる林ではカラ類が鳴いていた。
野鳥観察をしながら、のんび〜り歩く・・・。


 

道路の左側にはまだ積雪がいっぱい、でも右側はすでに雪はとけて水芭蕉が咲いている。


 

斜面に付けられた道路にも残雪があったが、その上を長靴でサクサク歩いて峠まで。




細野峠にある標識。




誰も通らなくなった道路に置き去りにされた標識が、なんとなく物寂しい・・・




もちろん、こんな時期にここを歩く物好きはいない。
今日も私達だけの貸切ウォーキング。




「青空で風も穏やか、気分最高だな〜! せっかくだからランチ持って、これから小谷山にでも出かけようよ・・・」

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