やまおやじとやまんばの森


「お気に入りの森を歩きたい!」

今回、京都のKさんは小屋に来る前から『 お気に入りの森 』をリクエストしていた。

「そういえば昨年みんなで歩いた時、K夫妻は一緒では なかったものネ。」




・・・ということでカメラと双眼鏡を持って、午前11時半、細野から歩き始める。


 

小屋近くの湿地エリアでは水芭蕉が見頃だったが、ブナの 新緑にはちょっと早すぎたようだ。


 


ブナに囲まれたベンチで、いつものように休憩タイム。




ここからは大きなブナたちが多くなる。


  

「この桜、去年は5月初めに咲いていたけれど、今年はまだ全然ね〜 」
「だって足元にはまだ雪が残っているもの・・・」


 


「ほら、こんなに大きいわ〜」(驚)


 

「あんたとええ勝負やで〜」(笑)
「もう〜、なに言うてんの〜」(憤)

こんな楽しい会話を聞きながら、木々めぐりの歩きが続く・・・


 

最後の尾根に出ると、いつもの長老たちが出迎えてくれる。


  

「あっちはやまおやじ、こっちはやまんばみたいやね〜。わぁ、これなんか中に入れるよ〜! 」

貫禄ある長老ブナたちに会えて、とてもうれしそうだ。
「いい森やね〜、素敵やね〜」
「一緒に来てよかったわ〜」



午後1時20分、展望台に到着。

快晴! とは言えないお天気だったが、宝のお山もはっきり見えて・・・




「わぁ、最高やな〜!」




こんなお天気だからなのか、連休なのに・・・なぜか今日も貸切〜!!

ここでランチを した後は、往路を戻らずに途中から別ルートを下る。



 

「なんかこっちの木は枝がクネクネと曲がってるね〜」
「コブもいっぱいや」




「こっちの尾根は強い風が吹き抜けて、枝が曲がったり折れたりするんだろうね」


  

「こっちのルートもなかなか いいでしょう?」
「ほんま、こんなに自然林が残っていて人がいない静かな山は、関西に見当たらへんね〜」




この尾根沿いルート、木に葉っぱがない今時期は景色も 眺められてとってもGood !  


右手すぐ下に湖が見えてきたら、そろそろこのコースも終盤。


 

午後3時半、桧原側登山口に到着。

「長時間のウォーキング、お疲れさまでした〜!」




登山口付近でやっと芽吹きが・・・

[ 細野口−展望台−桧原口 ]

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