地吹雪体験ミニツアー


週末に京都からやって来た山友隊2名、少々の悪天でも遊ぶ気力は十分だ。

朝の小屋雪かきも終わったことだし、風は強くても雪は大降りではない。




「五色沼あたりで軽くスノーシューする?」
彼の合図ですぐに、みんな出かける準備を始めた。 

玄関を見ると、パワフル京女のOさんは準備万全・やる気満々、すでに靴を履いていた。(笑)

私達も急いで荷物を持って車に乗り込んだ。「さぁ、出発〜!!」

車で五色沼へ向かう途中、仕事で東京に出かけるご近所のTさんに会った。
「まさかこのお天気に、山へ出かけるんじゃないでしょうね〜?」(笑)

「こんなお天気に外遊びしたい人達が車に乗っているの。 だから五色沼あたりに行ってみようかと・・・」
「あそこなら、手頃でいいかもしれませんね。」

車はそのまま走って五色沼の駐車場に到着。しかし強い風は一向に緩む気配がない。

後部座席の二人は今すぐにでも車から飛び出して行きたそうだったが、前座席の彼と私は車から出る勇気がなかなか出ない。

「他の場所へ行ってみる?」
「レンゲ沼に行ってみるか・・・」


ということで、今度はレンゲ沼駐車場に移動。
五色沼より周囲が開けているこの場所、湖から吹く強風でもっともっと地吹雪状態。

「今日はあきらめて、小屋周辺でスノーシューしよう。」


小屋に戻り、私はザックを小屋の中に置いて身軽になって外へ出た。

小屋の前ではザックを背負い、スノーシューを履いてスタンバイ状態の二人が待っていた。




「あら、ザック、置いていかないの?」
「背負っていると暖かいから、このまま行くの〜」


 

そして「待ってました〜!」とばかりに、林の中へ飛び出した。

春には大きな鯉が泳いでいる池も、今は凍っている。 


 

池の上を渡って、林を抜けると・・・、凍結した湖に出た。




今日はワカサギ釣用テントも地吹雪の中で霞んでいる。

「こんな日でもテントの中で釣りするの?」
「テントの中は暖かいんじゃないのかな?」




外を歩いているのは私達だけ




地吹雪になった凍結湖の上をワクワク、ルンルン、テクテク ・・・




地吹雪なんて気にならな〜い!」
意気揚々と進軍中の京都隊。




「う〜ッ、強風で寒いよ〜」

背中にザックがない私は、凍えながらついて行く・・・(苦笑)


 

湖に突き出た小山(半島)に登り、下りは尻スキーで楽しく滑る。




「誰もいないなんて本当にいい所ね〜。風なんてちっとも気にならないわ〜!」

恐るべし、京女たち・・・


半島からは湿地帯を歩く


 

  

「わぁ〜、こんなに埋まっちゃう〜!」「ほら、こっちもよ〜!」

そう言いつつ、なぜか わさわざ雪の深みにはまってうれしそう。
都会人は無邪気だ・・・




そして 最後は ・・・いつもの裏山へ!

昨日の樹氷も良かったけれど、誰も歩いていないこちらの方が気に入ったわ!」
「誰もいない所を独り占めできるなんて、本当に心が休まって魅力的だわ〜」






他に誰も歩く人がいない『 地吹雪体験ツアー 』、
 ご希望の方は、2月中にお越しくださ〜い!

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